2010年01月29日
2010年01月07日
翻訳業界の現状2009
MyGengoという翻訳会社が英語版を作成したのですが、最近になって和訳版ができたので一読を。ユーザが求めるものが「質」から「スピード」へ変化しているのが見て取れます。
State of the Translation Industry 2009
翻訳業界の現状 2009
もちろん法律系など専門性が高い分野はそこまで影響はありませんが、ウェブのリアルタイム化が加速する現在、ユーザが翻訳を「日単位」ではなく、それこそ「分単位」、そして今後は「秒単位」のスピードで求めてくるトレンドを止める事は難しいでしょう。フリーランスの翻訳者は、今まで以上に専門性を高めるか、今まで以上に対応範囲を広げてオールマイティになるか、そのどちらかだと私は思います。
そしてこれは後日また書きますが、これからの翻訳者は「スーパーフラット」な存在でなければいけないと私は考えます。ブログ等では便宜上、翻訳者・通訳者と使い分けますが、これからの現場では、もはやこの区別すら意味を成さない。私は翻訳者、通訳者と立体的に認知されるのではなく、万能なコミュニケーション媒体として平面的に際限なく続く存在でありたいと思います。 続きを読む
State of the Translation Industry 2009
翻訳業界の現状 2009
もちろん法律系など専門性が高い分野はそこまで影響はありませんが、ウェブのリアルタイム化が加速する現在、ユーザが翻訳を「日単位」ではなく、それこそ「分単位」、そして今後は「秒単位」のスピードで求めてくるトレンドを止める事は難しいでしょう。フリーランスの翻訳者は、今まで以上に専門性を高めるか、今まで以上に対応範囲を広げてオールマイティになるか、そのどちらかだと私は思います。
そしてこれは後日また書きますが、これからの翻訳者は「スーパーフラット」な存在でなければいけないと私は考えます。ブログ等では便宜上、翻訳者・通訳者と使い分けますが、これからの現場では、もはやこの区別すら意味を成さない。私は翻訳者、通訳者と立体的に認知されるのではなく、万能なコミュニケーション媒体として平面的に際限なく続く存在でありたいと思います。 続きを読む
2010年01月05日
Twitterを始めよう。

明けましておめでとうございます。
2009年にアメリカで大ブレークし、今年は正月から各放送局で取り上げられて日本でもブレークが予想されているツイッター(Twitter)ですが、今や私の貴重な情報源になりつつあります。情報を武器にする仕事をしている者にとって、情報の質と量、そしてスピードは本当に大事。それにiPhoneで移動中にも気軽にチェックできるので重宝しています。翻訳者にもお薦めです。
■情報の質
質の良い情報と悪い情報が混ざり合って、玉石混淆じゃないの?思う方もいると思います。確かにツイッター上には「メロンパンなう」や「眠くて戦闘力ダウン」など、情報の価値が低いツイート(つぶやき)が多いです。しかしツイッターの大きな特徴に「自分が選ぶ人しかフォローしない(その人のツイートしか読まない)」があります。つまり意味がないツイートを繰り返す人や、特定分野の専門家でも自分が興味を持てなければフォローしない、またはフォローしていてもフォローを解除すれば良いのです。例えば私はガーデニングには興味がないので、ガーデニングの専門家がいくら価値あるツイートをしてもフォローはしないでしょう。この「フォローとフォロー解除はいつでも気軽に」という緩いつながりがツイッターの特徴であり、人気の理由でもあります。
私は基本的に「ことば」の仕事に携わっている専門家を軸にフォローしています。同業者はもちろん、編集者やジャーナリスト等のメディア業界がメインです。専門家ばかりなので、必然的に裏付けがとれている事実、または専門家が特定の事件等についてどう考えているかをリアルタイムで知る事ができます。
■情報の量
ツイッターで何人フォローするかは、あなた次第。一応上限はあるのですが(一定の条件を満たさないと、2000人は超えられない)、2000人をかなりの数なので気にすることはありません。もし質より量を求める、または単に光速のタイムラインを楽しみたいのであれば(笑)、手当たり次第にどんどんフォローしていきましょう。ある程度楽しみ方が分かってきたら、相性が合わないフォローを解除していけば良いです。
■情報のスピード
これが一番大きいかもしれません。ネットで新聞等の紙媒体のニュースが読めるようになった時、「情報のスピード、凄いなあ」と素直に驚いた事を覚えていますが、ツイッターはその速報スピードをさらに加速させました。ヤフーニュースは時間・分単位で更新されますが、ツイッターは秒単位で情報が更新され、凄まじい伝播力で全世界に広がっていきます。例えば田村耕太郎参院議員の自民党離党については、自民党本部に向かっている途中の彼自身のツイートで知りました。まさに秒単位です!
■ツイッター入門
勝間和代さんのブログで初心者向けのブログエントリーがありますので、参考にしてください。
勝間和代のTwitter初心者のための使いこなしの10ステップ
勝間和代のTwitter初級者が中級者になるための使いこなし10ステップ
かつてスタンレー・ミルグラム教授が六次の隔たりという仮説を発表して話題になりましたが、ツイッターはこの隔たりすら破壊する協力なツールです。これは歌手の広瀬香美さんやK-1の谷川貞治さん、哲学者の東浩紀さんらがファン等と一次的な交流を楽しんでいる姿を見ても明らかです。
で、そんなわけで読み終わったら私もフォローしてください(笑)。雑多なつぶやきですが・・・
@mikesekine
※ちょっと試してみて、すぐにやめてしまう人も多いようですが、とりあえず騙されたと思って100人くらいランダムでフォローしてみたら良いと思います。一見、無秩序に見えるタイムラインですが、意外と自分が重要だと考える情報には目が留まるものなのです。
2009年12月09日
Googleが本気で言語の壁に挑む。

グーグルの翻訳と辞書への取り組み--言葉の壁の撤廃に一歩前進
シュミットさん、野心的ですね・・・
Googleの最高経営責任者(CEO)であるEric Schmidt氏は、2008年に談話の中で次のように述べた。「最終的には100カ国語かける100カ国語の言語間での相互翻訳に取り組むつもりだ。それだけでも、開かれた社会に途方もない影響を及ぼすだろう」
僕らが生きてるうちは、機会翻訳が人間の翻訳に追いつくことはない、というのが大半のプロの意見です。ただ個人的には、Googleなら何かやってくれるのではないか、という期待感があるのも事実です。
ちなみに記事で言及されているYouTube動画における音声の自動字幕作成機能ですが、こちらに説明があります。精度の問題は別として、これはとにかく凄い技術です!
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2009年12月03日
Google IME、本日公開。

Google 日本語入力が本日公開されました。「ATOKやMS-IMEを超えるかも!」と既にTwitterなどのSNSで話題になっている状態です。グーグル先生が提供するサービスにしては珍しくPCにソフトのインストールが必要なのですが、まあ空気を読んで細かい所は突っ込まない。
ちょっと使用した後の感想ですが、MS-IMEよりは上のような気がします。変更候補のクオリティが高く、おまけに一風変わっている候補(ネタ?)もあり、仕事中でも癒しの効果があるかもしれません。Twitterからコメントをいくつか。
すげー「きょう」で「平成21年12月3日」とか変換される!
「おれのい」→「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
"ちゃう"と入力するだけで"チャウチャウちゃうんちゃう"
「せいきょう」だけで「生協の白石さん」がでる
Google 日本語入力 意外とイケルかも。とりあえずUSキーで今まで通りCtrl +SpaceでIMEのON/OFFができるようになったので、無問題
個人的には三国志の人物が一発変換できるのが嬉しい。周瑜公瑾、許褚、太史慈…。
好きな作家はカート・ヴォネガットとフィッツジェラルド、トルーマン・カポーティとポール・オースターです。←こういうのを入力するのに威力絶大。
「すずみ」で「涼宮ハルヒの憂鬱」が一発w
とりあえずはMS-IMEを超えた!との意見が大多数のようです。アンインストールはいつでもできるので、ぜひお試しあれ。ちなみに私はもう乗り換えました。
Google 日本語入力
2009年11月06日
NECの「翻訳メガネ」がサイヤ人な件。

こちらの写真の方がサイヤ人っぽいかも。ただ有効範囲とか感度についてはあまり情報が出ていない。パーティーとかで使ったら文字がすごいスピードでダーっと流れてくるのかな。駐車場で車が通りかかったらVroom! とか表示されたりして。
【11月5日 AFP】NECは5日、都内で開いた同社の展示会で、相手が話す言葉を自動的に自国語に翻訳し映し出す眼鏡型翻訳装置を発表した。ブラザー工業が製造したメガネ型網膜走査ディスプレイシステムを利用したユビキタス業務支援システム「テレスカウター(Tele Scouter)」を活用したもので、日本語と英語の翻訳に対応している。一般発売は来年の予定。
翻訳業界の反応は冷ややかですが、お手ごろな値段なら買ってもいいかなと個人的には思っています。だって、面白そうじゃないですか(笑)。
■11/21の翻訳・通訳交流会、残席わずかです!お早めに申し込みを。
2009年10月30日
Termium カナダの専門用語データベースが無料に
以前は有料だったカナダの専門用語データベース、Termium が今月から無料で一般公開されました。Language Portal of Canada からどうぞ。英語、フランス語、スペイン語をサポートしています。毎月約4,000語の新規エントリーがあるとか。
専門用語だけではなく、言語関連の記事などにも無料でアクセスできるようになりました。例えばこんな感じで。まだじっくりいじる時間がないのですが、結構掘り出し物があるのではないかと期待してます。
専門用語だけではなく、言語関連の記事などにも無料でアクセスできるようになりました。例えばこんな感じで。まだじっくりいじる時間がないのですが、結構掘り出し物があるのではないかと期待してます。
2009年10月29日
小ネタ集。
大きなプロジェクトが続くと、どうしてもブログが放置プレイになってしまう。そんなわけで、完全に忘れてしまう前に小ネタ集をどうぞ。
■ソーシャルメディアの最近のトレンドは、翻訳をユーザーにお願いすること。LinkedIn も Twitter も。クラウドソーシングってやつで、行動経済学で言うところの社会規範を上手く利用している感じですね。Facebook は結構前からやっていたみたいで、あまりにも上手くいったので、「翻訳ツール」として特許を取得したみたいです。
■オバマ大統領、翻訳業界に向かって大いに吼える。機械翻訳研究の予算が増えそう。こちらにも記事が。
■なかなか興味深い発言で話題を呼んでいる渡辺千賀さんのブログから。翻訳・通訳は難しい!と。もっと多くの著名人がこういうことを書いてくれると業界的にも助かるのだが(笑)。翻訳なんて1年留学すれば誰でもできますよ、というのが一般世間の考えらしいので・・・
■Twitter発の下ネタも一発。これって結構聞くような気がする。日本人的なミスというか。
■Google Translator Toolkit がパワフルすぎる件。というっても訳の質ではなく、対応言語ペアの数の話だが。
■FBIも人材難らしい。優秀な翻訳者ってレアメタルみたいな存在ですよ、はい。
■ここで芝居を一幕。プロの仕事を素人がぶち壊す典型的な例。雇う側にも問題は結構ある。
■「私はこうして翻訳者になりました」の例を一つ。まあプロなら誰でも似たような経験はしたと思う。始めたばかりの頃は本当に自信過剰で、「何でも訳したるわい!」と思っていたらしいですが・・・私もです(笑)。
■本への投資とプロ意識について、水野麻子さんのブログから。私もほぼ同意見ですが、この部分については一つ言いたい。
最近は物事をかなり体系的に説明するサイトも増えてきているし、その数は今後増えることはあっても、減ることは決してないでしょう。それにプロの翻訳者として食べていくのであれば、バラバラの情報の欠片を論理的に整理してつながりを見出していくのも重要なスキルの一つです。「専門書(本)を読め!」というメッセージには大賛成ですがね。
■翻訳とは無関係ですが、シュワ知事が書面で放った強烈な左フックの件。単なる偶然とは思えないのだが。
■ソーシャルメディアの最近のトレンドは、翻訳をユーザーにお願いすること。LinkedIn も Twitter も。クラウドソーシングってやつで、行動経済学で言うところの社会規範を上手く利用している感じですね。Facebook は結構前からやっていたみたいで、あまりにも上手くいったので、「翻訳ツール」として特許を取得したみたいです。
■オバマ大統領、翻訳業界に向かって大いに吼える。機械翻訳研究の予算が増えそう。こちらにも記事が。
■なかなか興味深い発言で話題を呼んでいる渡辺千賀さんのブログから。翻訳・通訳は難しい!と。もっと多くの著名人がこういうことを書いてくれると業界的にも助かるのだが(笑)。翻訳なんて1年留学すれば誰でもできますよ、というのが一般世間の考えらしいので・・・
■Twitter発の下ネタも一発。これって結構聞くような気がする。日本人的なミスというか。
■Google Translator Toolkit がパワフルすぎる件。というっても訳の質ではなく、対応言語ペアの数の話だが。
■FBIも人材難らしい。優秀な翻訳者ってレアメタルみたいな存在ですよ、はい。
■ここで芝居を一幕。プロの仕事を素人がぶち壊す典型的な例。雇う側にも問題は結構ある。
■「私はこうして翻訳者になりました」の例を一つ。まあプロなら誰でも似たような経験はしたと思う。始めたばかりの頃は本当に自信過剰で、「何でも訳したるわい!」と思っていたらしいですが・・・私もです(笑)。
■本への投資とプロ意識について、水野麻子さんのブログから。私もほぼ同意見ですが、この部分については一つ言いたい。
もちろん、検索でヒットした「結果」の文献を数多く読むことで、ある程度は周辺知識を増やすことができるでしょう。でも、この方法が紙の資料と決定的に違うのは、「体系だっていないこと」。つまり、集めた情報のつながりが、まったくないのです。一言でいえば、バラバラ。
最近は物事をかなり体系的に説明するサイトも増えてきているし、その数は今後増えることはあっても、減ることは決してないでしょう。それにプロの翻訳者として食べていくのであれば、バラバラの情報の欠片を論理的に整理してつながりを見出していくのも重要なスキルの一つです。「専門書(本)を読め!」というメッセージには大賛成ですがね。
■翻訳とは無関係ですが、シュワ知事が書面で放った強烈な左フックの件。単なる偶然とは思えないのだが。
2009年10月21日
11/21 翻訳・通訳交流会

11月21日に那覇市小禄のイタリアン・レストランを貸しきって交流会を開催します。6月の交流会と同じ場所です。今回はオーナーが張りきって新しいパエリア鍋を購入したり、冬の新作パスタを発表したり、前回と比べてまたレベルアップ(?)した感じです。ワインも多めに用意する予定です(ソフトドリンクは飲み放題)。一緒に飲み食いしてワイワイしませんか?
業界関係はもちろん、外国語を教えている方々、翻訳・通訳を勉強中の学生・社会人の方々や外国語に興味を持っている方々など、「ことば」に関心がある人であれば誰でも参加可能です。詳細・申し込みはリンク先から。
11/21 第4回 翻訳・通訳交流会
※前回(6月)の交流会は開催日一週間半前に満席になりました。ですから興味がある方はお早めにお申し込みください。
2009年10月10日
SugarSyncで自動バックアップ

大学生の頃、徹夜で仕上げたレポートがPCのフリーズで全て消えてしまうという悲劇がありました(徹夜→締め切り前日→自業自得というロジカルなツッコミはなしで)。その時に初めてバックアップの大切さを知ったわけですが、翻訳者として本格的に活動を始めてからもバックアップは常に重要な問題です。データの切れ目がクライアントとの縁の切れ目、みたいな。これまで色々な製品・サービスを試してきましたが、最近使い始めたSugarSyncはかなりお薦めです。1.アカウント開設、2.ソフトのインストール、3.バックアップするフォルダの指定というシンプルな3ステップでもう作業は終わり。後はPCが起動している時に、自動的にサーバー側とサクサク同期してくれます。
クラウドのオンラインストレージといえばDropboxが有名ですが、こちらは複数のフォルダを指定できないのが小さいようで大きな欠点です(そのシンプルさゆえ、それが利点だ!と主張する人もいるかもしれませんが)。別PCでも同期を設定できるのですが、同期対象を指定できない(全て同期してしまう)。SugarSyncはこの2つの機能があるのです。

iPhoneの専用アプリもあります。同期したファイルをいつでもどこでも指定したアドレスに送ることができます。事実上、USBメモリが必要なくなりますし、「あ、ファイルを家のPCに忘れた!」というのもなくなります。
ちなみに試してみたい方、こちらのリンクから2GBの無料アカウントを開設すると、250MBのボーナスがもらえます(紹介者の私も250MBもらえるのでダブルでおいしい)。「今は別にいいかな・・・」と思っているあなた、データが消えてからでは遅いですよ・・・(経験者談)


